ビットコインを購入したり売却したりする場合には、仮想通貨取引所または販売所を利用する必要があります。
この理由は、取引所や販売所は顧客がサービスを利用する際に支払う手数料によって運営が行われているからです。
販売所でビットコインを購入(ask)する場合には、コインの時価に手数料が上乗せされた金額(ask)で販売されています。
コインを売却する場合には、コインの時価から手数料が差し引かれた金額(bid)で買い取ってもらうことになります。askとbidの差(スプレッド)が販売所の収入になります。
仮想通貨販売所のひとつであるZaifであれば、売りと買いのスプレッドはコイン価格に対して1%弱程度に設定されています。
販売所では利益が上乗せされた金額でビットコインが販売されているため、投資目的で多額の取引を行う場合には取引所で売買を行った方がお得です。
逆にショッピングや少額の国際送金が目的で少量のビットコインを購入したい場合には、販売所から直接コインを購入することができます。
現物取引の他にも、先物・信用取引を行うためにコインを購入する場合や、コインや現金を入出金する際に一定の手数料を支払う必要がある場合があります。
取引内容に応じて、手数料の安い取引所を選ぶ必要があります。
取引所を利用する際に必要な取引手数料の比較
日本国内にある仮想通貨取引所で入金・取引・出金サービスを利用する際の手数料は、取引所ごとに異なります。
現金またはビットコインで入金する場合には無料ですが、現金で出金する場合には216円(bitFlyer)~756円(coincheck・Zaif)または出金額の0.5%(BTCBOX)が必要です。
現物取引時の手数料はBTCBOXが0.2%、Krakenが0~0.26%が必要ですが、これら以外はすべて無料です。先物・信用取引時には、借入金額に対して0.025%(Quoine)~0.2%(bitbank)が必要です。
取引で得たビットコインを出金する場合にはbitFlyerとQuoineは無料ですが、Zaifであれば0.0002(0.2m)BTC、bitbank・Krakenであれば0.0005(0.5m)BTC、BTCBOXであれば0.001(1m)BTCが差し引かれます。
ちなみに2017年1月末の時点で1BTCあたり約10万円前後で取引されているので、取引所からビットコインを出金する際に必要な手数料は無料または0.2mBTC(約20円)~1mBTC(100円)程度です。
日本円で出金するよりもビットコインで出金した方が安価になるように設定されています。